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概要

news_no.94

2018年(平成30年)10月1日 第94号(1) 2018年( 平成30年)10月1日第94号〒160-8306東京都新宿区西新宿5-25-11-2F ㈱日本小児医事出版社内一般社団法人 全国病児保育協議会ホームページ http://www.byoujihoiku.net/ FAX.03-5388-5193一般社団法人 全国病児保育協議会事務局かがわ大会終えて、つなごう病児保育・子育て支援の輪 平成30年7月15日・16日に第28回全国病児保育研究大会をかがわ国際会議場・サンポートホール高松で開催させていただきました。 まず、この度の平成30年7月豪雨により甚大な被害に遭われた方々に、謹んでお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。 自然の猛威を目の当たりにして大会の開催を悩んだこともありましたが、今出来ることをしっかり行うことで子育てを含む支援の輪を全国に繋ぎ、皆様の心に寄り添えるのではないかと考え、開催を決定致しました。また、大会当日は義援金のご協力をいただきありがとうございました。日本赤十字社を通じて被災地にお届けさせていただきます。 猛暑にも関わらず大会には全国から1,400名余りの方にご参加いただきました。すべての参加していただいた皆様に厚く御礼申し上げます。 さて、病児保育事業は地域子ども・子育て支援事業として位置付けられていますが、シンポジウム1では病児保育と子育て支援の具体的な内容を広く深くご講演されました。究極の育児支援がどのようなものか、子ども主体の病児保育が正しく理解されたのではないでしょうか。シンポジウム2では政治、行政、医師会、協議会が一体となり、就労支援以上に重みを持つ子育て支援を多方面から話され、多数の方が参加され、活発な討議が行われました。 子どもの病気、発達、心、アレルギー、食育、虐待、電子メディアなどをテーマに行われた講演や各委員会主催セミナーはどの会場も盛況で、皆様の熱意や期待を感じました。 また、アンケートに応えていただきありがとうございました。全て読ませていただきました。病児保育に向けての熱い思い、願いが込められていて、改めて香川大会を振り返り胸が熱くなりました。そして、研究大会は主催者側と参加者が一緒に作り上げていくものと実感しました。“病児保育の学術的評価が高い事がよく分かった。”という意見はこれからの病児保育学への期待を示唆すると思いました。また、いくつかの不手際に対するお叱りもあり、真摯に受け止め、次の大会に申し送りたいと思います。ご不快な思いをされた方に、心よりお詫び申し上げます。 懇親会で皆様に良かったと言っていただいた施設紹介DVDのバックに流れたピアノは、デュエットゥ作曲の瀬戸の海に夕日が落ちる自然の美しさを現した“夕日につつまれし時”でした。 そして、ライブで藤岡友香さんが歌った”calm thelight”と“勝利の鐘”は被災地へ向けて祈りと応援を込めて会場が心を一つにした瞬間のようでした。協力して下さった皆様ありがとうございました。それから、瀬戸の海から岩手山の麓盛岡へ、次期会頭の山口淑子先生、実行委員の方々にバトンが渡されました。 7月16日海の日にはヨットレース大会が開催され、沢山のヨットが出艇していました。皆様が写真を撮られ楽しんでいるのを拝見し、嬉しく思いました。 香川開催のお話をいただいた2年前から一生懸命準備をしてまいりましたが、直前になり様々な問題を突き付けられました。しかし、くじけないで実行委員一同一つ一つ解決していきました。それは、全国大会を任された責任を全うする信念と病児保育を全国に届けたいというスタッフ皆の思いが揺るがなかったからではないかと思っています。そして、私たちを支えご指導いただいた全国病児保育協議会の皆様、また全ての参加していただいた皆様に心より感謝申し上げます。 最後に、会場が感動であふれ、書籍展示に出していた本が売り切れるほど皆様の心を動かした“くすのき しげのり”さんのことばで締めくくります。「ひとりひとりが みんなたいせつ。子どもたちも保護者も、そして子どもに関わる私たち自身も大切な存在である。」本研究大会に関わって下さった全ての方に感謝を伝え、巻頭言とさせていただきます。第28回全国病児保育研究大会in かがわ 大会特集号 第28回全国病児保育研究大会inかがわ 会頭西岡敦子一般社団法人 全国病児保育協議会ニュース大 川 洋 二(大川こども&内科クリニック)