ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

news_no.94

(20)第94号 一般社団法人 全国病児保育協議会ニュース 2018年(平成30年)10月1日 「単品」では甘くて美味しい薬でも、「薬と薬」や「薬と飲食物」との飲み合わせで、強い苦味がでる組み合報告者/ワークショップリーダー:浦上 勇也(スター薬局大野原店)講師:浦上 勇也 (スター薬局大野原店) 楠島りつ子 (そうごう薬局高松円座店)ワークショップ3現場で役立つ「服薬支援」 本ワークショップは、まず、平成29 年3月告示、平成30 年4月施行された『保育所保育指針』と平成30年2月に公示された『保育所保育指針解説』の改訂点、今後、わが国が求める子どもの育ちについて、講義を通して確認した。そして、後半は、教育・保育の理念、方法と内容を確認ながら、病児保育の日々の実践を分析し、考える機会とした。 前半の講義では、新保育所保育指針等と学習指導要領(小学校以上)にある、「生きる力」を養う観点は変わらずに継続しつつも、その力を支える3つの資質・能力(就学前の教育・保育においては「知識・技能の習得の基礎」「思考力・判断力・表現力の基礎」「学びに向かう力・人間性等」)が示されていること、それらが具体的にどのようなことなのかを確認することから始めた。また、その資質・能力を身につけるために、遊びの中で、主体的な学び、対話的な学び、深い学びが深まるアクティブ・ラーニングを保証しなくてはならないことも確認した。そして、新指針においては、乳児保育が個別に章立てされ、これまで以上に子どもに応答的に関わることの重要性が説かれたことと、子どもの育ちの特性から保育のねらいと内容を、新たな3つの視点とらえることが示されたのを確認した。また、1歳~3歳児未満児の保育においては、5つの領域で保育のねらいと内容をとらえつつも、保育者が個別にていねいに関わること、それが主体性や21 世紀に生き抜くための基礎となる「非認知能力」が育つものとなることを確認した。そして、3歳以上児の保育においては、5つの領域に基づきつつも、幼児教育の視点をより強く位置づけ、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の10 の項目が示され、小学校以上の教育との接続性を意識した教育・保育の展開が強く望まれることを確認した。 後半のワークでは、各自で事例分析をし、新しい視点との結びつけをし、専門性の高い病児保育の展開を考える機会とした。新保育所保育指針と病児保育報告者/ワークショップリーダー:宮﨑  豊(玉川大学 教育学部)サブリーダー:綾田 敬子(カナン空港こども園)ワークショップ2こには他にはない良いところがあります」の言葉を大切に子ども達にかかわっていきたいと思いました。 保育園併設型で病後児保育を運営している園長として長年の経験の中から、「子どもは病気をしながら大きくなっていく」上手に病児・病後児保育を利用しながら子育てしてほしい~病児・病後児をみていくということは~の意味を深めることにつながりました。 利用者の立場から、「自分の子育て支援のきっかけは、保育園から声をかけてもらえた病児・病後児保育でした、自分の声を発信して伝えることで子どもの育ちの支援に繋げたい、子育て支援の力になれたら‥」との思いを語っていただき、私もその絞り出して下さった言葉を多くの方々に伝えたい、伝える使命があると感じたのです。 就労支援と子育て支援の視点から、それぞれの熱い思いをお話し頂きました。 預けている親達も、社会の中でたくさんの方々の為に働き支えになり、社会的な役割を担っている。双方にとって「究極の子育て支援」を再確認し共有できた時間となりました。家庭や職場の環境も変化し子どもをめぐる社会的資源も変化する中、働く親たちに極めて必要度の高い保育園併設の病児・病後児保育を2019 年の岩手大会に繋げていきたいと思います。